IE9ピン留め
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# by tarner55 | 2011-09-13 18:25 | 映画アラカルト | Trackback | Comments(0)
8.19.『カウボーイ&エイリアン』:パラマウント試写室
 ひどい! どうしてエイリアンというとワンパターンの造型になるのか。原作はコミックらしいが、ゲーム的な要素が強いと感じた。白人対先住民が描けなくなったから、グロテスクなエイリアンを出して、それならいくら殺してもいいという発想が単純かつ貧困。 『スーパー8』もそうだが、スピルバーグはプロデュース作にもっと責任を持つべきではないか。そしてダニエル・クレイグ、確かに見た目はちょっとマックィーンを思わせるものがあったのに、この映画はかえってマイナスイメージを抱かせる。
# by tarner55 | 2011-08-19 14:18 | 試写 | Trackback | Comments(0)
8.18.『ミッション:8ミニッツ』:スペースFS汐留
 原題のソース・コードはコンピュータ用のプログラムのこと。列車事故前の8分間の繰り返し。いくつも存在するパラレルワールドという作りは、ゲームのリセットや映画のテイク~を思わせる。こうした現象は、『恋はデ・ジャブ』や『ターン』でも描かれたが、コンピュータプログラムで死者の記憶に入り込むというところが新機軸。列車内劇、群像劇としてはいささか弱いが、90分に凝縮したテンポの良さの方を買う。『フィールド・オブ・ドリームス』を思わせる父子の和解のシーンもあるが、味わいとしてはロッド・サーリングの『トワイライトゾーン』に近いか。切なさを伴った傑作と言っていい。
# by tarner55 | 2011-08-18 14:15 | 試写 | Trackback | Comments(0)
8.17.『キャプテン・アメリカ ファースト・アベンジャーズ』:パラマウント試写室
 『ミクロキッズ』『ジュラシックパーク3』などのジョー・ジョンストン監督作。この映画は、戦中もの、小道具などが醸し出すレトロな雰囲気という点では『ロケッティア』に近いか。決して嫌いな監督ではないのだが、第二次大戦のヒーローを何故いまさら?というアナログ感は否めないし、派手なドンパチはこのレトロ感覚には合わない。なにより、キャプテン・アメリカというヒーローは日本ではなじみが薄い。
# by tarner55 | 2011-08-17 14:14 | 試写 | Trackback | Comments(0)
8.5.『ゴーストライター』:松竹試写室
 英国の元首相がゴーストライターに自伝の執筆を依頼する。モデルはトニー・ブレアか。前任者のゴーストライターの謎の死、そして彼が残した不気味な影というのは、ヒッチコックの『レベッカ』をほうふつとさせるし、ミステリーなのにどこかコミカルな味わいがある点もヒッチコックタッチだ。



 曇り空、霧、雨という、およそアメリカらしくない不思議な島の景色が印象的(ロケ地はドイツだとか)。パリで置き去りにされる男を描いた『フランティック』もそうだったが、異邦人、ボヘミアンとしてのポランスキーの孤独やいらだちみたいなものが画面からにじみ出てくる。

 ユアン・マクレガー、ピアース・ブロスナンはシリアスなのにどこか滑稽味があっていい配役。めちゃくちゃ色っぽいキム・キャトラルを見直した。イーライ・ウォラック、トム・ウィルキンソン、ティモシー・ハットン、ジェームズ・ベルーシ多彩な脇役たちもいい。
# by tarner55 | 2011-08-05 14:11 | 試写 | Trackback | Comments(0)
8.1.『ドラゴン危機一発』(再見):NHK BS
 わが映画ダイアリーを見ると、初見は74年11月4日(渋谷スカラ座)で併映は『レッド・サン』とある。当時は中学2年生。前年の『燃えよドラゴン』、先に見た『ドラゴン怒りの鉄拳』の興奮覚めやらぬ中、友人たちと連れ立って気合い十分で見に行ったのだ。スクリーンやロードショーで知った「唐山大兄=THE BIG BOSS」という原題にも興味をそそられるものがあった。ところが見てみると、これが珍品とも呼ぶべきチープな映画で、期待が大きかっただけに、ひどくがっかりした覚えがある。その分、併映の『レッド・サン』が大傑作に思えたものだ。今あらためて見直してみても、『燃えよドラゴン』の大ヒットとブルース・リーの急死がなかったら、果たして日本で公開されただろうかという気がした。

8.2.『最後のブルース・リー ドラゴンへの道』(再見):NHK BS

 初見は75年1月22日(読売ホール)。生まれて初めて試写会で見た映画だった。チャック・ノリスとの対決には目を見張ったが、そこに行くまでが随分と長くて退屈した覚えがある。結局ブルース・リーの映画で満足させてくれたのは、最初の『燃えよドラゴン』だけだったのだ。
# by tarner55 | 2011-08-03 19:34 | 映画日記 | Trackback | Comments(0)
7.31.新交響楽団第214回演奏会:すみだトリフォニー
「プロコフィエフ/スキタイ組曲(アラとロリー)」

 初めて聴いた曲。不協和音や狂気を感じさせられるのに何故か魅力的という不思議な感覚に陥る。旋律やリズムなどは「ゴジラ」をはじめとする伊福部昭の音楽とも通じるものがあると感じた。アイヌなど民族音楽に傾倒した伊福部に、かなりの影響を与えた曲だったのではと推察する。

「ハイドン/交響曲第101番「時計」」

 佐藤勝は『赤ひげ』の音楽を作曲する際に、監督の黒澤明からハイドンをイメージするように言われたというが、確かによく似ている。






「チャイコフスキー/交響曲第5番」
# by tarner55 | 2011-08-03 19:30 | 音楽 | Trackback(1) | Comments(0)
7.30.『クライマーズ・ハイ』:日本映画専門チャンネル
 1985年8月、群馬県の御巣鷹山に墜落した日航ジャンボ機の事故を追う地方新聞社を舞台にした群像劇。事故そのものや新聞社の内部事情、全国紙と地方紙の違いといったドラマの背景への突っ込み、過去と現在の描き方、人物描写のどれもが唐突で脈絡がなく説明不足の感は否めない。その割りに、不必要と思われるカットや意味不明のカメラの動きなどが多いので、見ているこちらはなんとも落ち着かない気分になる。

 ところで、これは恐らく監督・脚色の原田眞人の趣味だろうが、堤真一演じる主人公の悠木が新聞記者になるきっかけを作った映画として、カーク・ダグラス主演、ビリー・ワイルダー監督の『地獄の英雄』を話題にするところはちょっと面白かった。



 『地獄の英雄』のカーク扮する主人公の新聞記者は、洞窟の落盤事故による生き埋め事件を取材する。何としてもスクープを手にしたい彼は、記事を大げさにねつ造するが、それを読んだ人々が事故現場に集まりお祭り騒ぎとなる。だから原題は「The Big Carnival」となる。もちろん悠木が憧れたのは、カークの方ではなくて、常に「記事に対するダブルチェック」を口にする編集長の方だったのだが。

 ところが『地獄の英雄』にはもう一つ「Ace In The Hole」という原題が存在する。直訳すれば穴の中のエースとなり、生き埋め事件そのものを指すようにも思われるが、エースにはトランプのエースの意味もある。これが事故で死んだ悠木の部下が御巣鷹山から持ち帰った遺品と重なる。悠木は「Ace In The Hole」を“最後の切り札”と訳したが、このことと先の編集長のダブルチェックの言葉がラストの彼の決断へとつながっていく。と、この映画は、『地獄の英雄』の2つの原題の意味を巧みに取り入れていたのだ。
# by tarner55 | 2011-08-02 21:39 | 映画日記 | Trackback | Comments(0)
7.29.『明りを灯す人』を試写:松竹試写室
 『あの娘と自転車に乗って』(98)の監督アクタン・アリム・クバトの最新作と聞いて興味をそそられた。『あの娘~』は、山岳国家キルギスの様子を初めて映像で見せてくれた作品として、あるいは、自転車を媒介にした牧歌的で素朴でピュアな恋愛劇としても印象に残ったからだ。かつての遊牧の民が馬の代わりに自転車を生活の手段にしている皮肉も面白かった。

 今回の映画の主人公は、ある田舎の村の“明り屋さん”と呼ばれる純朴な電気修理工で監督自身が演じている。なかなか魅力的なキャラクターだし、電柱に登る彼の姿は映像的にも面白い。そして、前半は相変わらず牧歌的でのんびりとした雰囲気が漂うのだが、政治の混乱が村にも押し寄せる後半は雰囲気が一転する。もはや牧歌的とはいかず挽歌のような淋しさを感じさせられる。また、懐かしくてちょっといい話が見られると思って見ると面食らうが、この変化は、現実の政変や生活の不安が、映画にも大きく影を落としているのだろう。映画は作られた時代と無縁ではいられないのだ。
# by tarner55 | 2011-07-29 21:12 | 試写 | Trackback | Comments(0)
7.29.『山田洋次監督が選んだ日本の名作100本:家族編50本』が発売に
 執筆を担当した『山田洋次監督が選んだ日本の名作100本:家族編50本』(キネマ旬報ムック)が発売に。
担当したのは
『王将』(48)伊藤大輔
『おかあさん』(52)成瀬巳喜男
『煙突の見える場所』(53)五所平之助
『君の名は』(53)大庭秀雄
『東京物語』(53)小津安二郎
『乳母車』(56)田坂具隆
『私は二歳』(62)市川崑
『泥の河』(81)小栗康平
『Shall we ダンス?』(96)周防正行
『父と暮せば』(04)黒木和雄

http://www.7netshopping.jp/books/detail/-/accd/1106062838/subno/1
# by tarner55 | 2011-07-29 20:13 | 山田洋次が選ぶ家族映画50 | Trackback | Comments(0)
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